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今月開通の「青蔵鉄道」 インド国境まで延伸計画:2006年7月20日
中国で青海省ゴルムドからチベット(西蔵)自治区のラサ(拉薩)まで今月1日に開通した「青蔵鉄道」を、さらにインドとブータンに近い国境地帯まで延伸する計画が検討されていることが明らかになりました。6日にはチベットとインドのシッキム州が接しているナトゥラ(乃堆拉)峠の貿易ルートも44年ぶりに再開されています。
華僑向け通信社の中国新聞社がチベット自治区政府関係者の話として伝えたところよると、青蔵鉄道の支線として建設が検討されているのは、東西に伸びる2路線。ラサから東に向かってインドのアッサム州に近いニャンティ(林芝)に至る約350キロと、西に向かってシガツェ(日喀則)を経由し、さらに南に向かってシッキム州の国境に近いドモ(亜東)に至る約500キロの計画です。
2016年までの建設をめざし、建設費用は数百億元とされています。
中印紛争が本格化した1962年以降、軍事管制区となっていた国境地帯を開放し、インフラ整備を進めることで、インドとの経済関係を深める狙いがあります。中印貿易は05年に前年比37%増の187億ドルで、今年は200億ドルに達する見通し。昨年4月にインドを訪問した温家宝首相は、シン首相との間で国境線画定と同時に国境地帯の経済貿易区の設置で合意し、さらに10年までに両国間の貿易額を300億ドルに拡大する見通しを明らかにしていました。
大陸国家の中国は、安全保障上の観点から外洋に通じる新たなルート開拓に乗り出しており、今回の計画もその一環と考えられています。このほかにもミャンマー国境を通る石油パイプラインをインド洋まで敷設する計画や、北朝鮮やロシアとの国境地帯を経済開発することで日本海に抜ける新ルートの整備計画なども相次ぎ明らかになっています。
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